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サンタクロースっているんでしょうか?
2007 / 12 / 23 ( Sun )
先日、風絃トリオ〈空〉の「地球の風ライヴin大阪」で、
『サンタクロースっているんでしょうか?』(中村妙子訳 偕成社刊)が
南久松真奈さんによって朗読されました。



「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」

8歳の少女の質問にこたえ、ある新聞社が、愛情をこめて、味わい深い返事をだしました。

(アメリカで実際にあった話で、今でも世界中の人びとに愛読されています)

とっても素敵なお話でしたので、みなさんにご紹介させていただきます


              


サンタクロースっているんでしょうか?
                      
                 

〈1897年9月21日 ニューヨーク・サン新聞「社説」〉

ニューヨーク・サン新聞社に、このたび、次のような手紙が届きました。
さっそく、社説でとりあげて、お返事したいと思います。
この手紙の差出人が、こんなに大切な質問をするほど、私たちを信頼してくださったことを、
記者一同、大変嬉しく思っております。


記者さま

あたしは8つです。
あたしの友だちに、「サンタさんなんていないんだ」って言ってる子がいます。
パパにきいてみたら、
「サン新聞に、問い合わせてごらん。新聞社で、サンタクロースがいるというなら、
そりゃもう、たしかにいるんだろうよ」と言いました。
ですから、お願いです。教えてください。
サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?

                              バージニア・オハンロン



バージニア、お答えします。
サンタクロースなんていないんだという、あなたのお友だちは、まちがっています。
きっと、その子の心には、今はやりの、何でもうたがってかかる、
“うたぐりや根性”というものがしみこんでいるのでしょう。

うたぐりやは、目に見えるものしか信じません。
うたぐりやは、心のせまい人たちです。心がせまいために、よくわからないことが、
たくさんあるのです。
それなのに、自分のわからないことは、みんな“うそ”だと決めているのです。

けれども、人間が頭で考えられることなんて、大人の場合でも、子どもの場合でも、
もともとたいそうかぎられているものなんですよ。

私たちの住んでいる、このかぎりなく広い宇宙では、人間の知恵は、1匹の虫のように、
そう、それこそ、アリのように、小さいのです。
その広く、また深い世界をおしはかるには、世の中のことすべてを理解し、
すべてを知ることのできるような、大きな、深い知恵が必要なのです。

    

そうです、バージニア。サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。
この世の中に、愛や、人への思いやりや、まごころがあるのと同じように、
サンタクロースもたしかにいるのです。

あなたもわかっているでしょう。――
世界にみちあふれている愛やまごころこそ、あなたの毎日の生活を美しく、
楽しくしているものなのだということを。

もしもサンタクロースがいなかったら、この世の中は、どんなに暗く、さびしいことでしょう!
あなたのようなかわいらしい子どものいない世界が、考えられないのと同じように、
サンタクロースのいない世界なんて想像もできません。

サンタクロースがいなければ、人生の苦しみをやわらげてくれる、
子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスも、なくなってしまうでしょうし、
私たち人間の味わう喜びは、ただ目に見えるもの、手でさわるもの、
感じるものだけになってしまうでしょう。
また、子ども時代に世界にみちあふれている光も、消えてしまうことでしょう。

    

サンタクロースがいない、ですって!
サンタクロースが信じられないというのは、妖精が信じられないのと同じです。

ためしに、クリスマス・イブに、パパにたのんで探偵をやとって、
ニューヨーク中の煙突を見張ってもらったらどうでしょうか?
ひょっとすると、サンタクロースをつかまえることができるかもしれませんよ。

しかし、たとえ、煙突から降りてくるサンタクロースの姿が見えないとしても、
それが何の証拠になるのです?

サンタクロースを見た人は、いません。
けれども、それは。サンタクロースがいないという証明にはならないのです。

この世界で一番たしかなこと、
それは、子どもの目にも、大人の目にも、見えないものなのですから。

バージニア、あなたは、妖精が芝生でおどっているのを見たことがありますか? 
もちろん、ないでしょう。
だからといって、妖精なんて、ありもしないでたらめだなんてことになりません。

この世の中にある見えないもの、見ることができないものが、
何から何まで、人が頭の中でつくりだし、想像したものだなどということは、
けっしてないのです。

    

赤ちゃんのガラガラを分解して、どうして音が出るのか、
中のしくみを調べてみることはできます。
けれども、目に見えない世界をおおいかくしている膜は、どんな力の強い人にも、
いいえ、世界中の力持ちがよってたかっても、ひきさくことはできません。

ただ、信頼と想像力と詩と愛とロマンスだけが、そのカーテンをいっときひきのけて、
幕の向こうの、たとえようもなく美しく、輝かしいものを、見せてくれるのです。

そのように美しく、輝かしいもの、それは人間のつくったでたらめでしょうか?
いいえ、バージニア、それほどたしかな、それほど変わらないものは、
この世には、ほかにないのですよ。

    

サンタクロースがいない、ですって?

とんでもない! うれしいことに、サンタクロースはちゃんといます。
それどころか、いつまでも死なないでしょう。

1千年のちまでも、百万年のちまでも、サンタクロースは、子どもたちの心を、
今と変わらず、喜ばせてくれることでしょう。



        
         


いかがでしたか? 心に響きましたでしょうか
        
感動された方は是非ぜひリンクしてくださいね~


子どもたちへの贈り物

サンタクロースはいるのです




まこりんさんの日記より






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