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地球のゆくえ 3(完)
2008 / 02 / 27 ( Wed )
『天使たちの旅』 未来から来た少年〈3〉

『天使たちの旅』を読んでいない方も、この章は是非読んでくださいね
きっと勇気と希望が湧いてくると思います


    



「さあ、宇宙の始まりが見えてきた」シャーリが静かに言った。
 
目の前に巨大なホログラムの映像。それは原初の宇宙から、
遠い未来までの長い歴史のイメージだった。
最初の大爆発が起こり、それが存在となり、互いに引き合って、多くの星となった。
僕たちは地球を見守っていた。
初期の地球環境の中で次々と複雑な物質が化合され、
有機的な生命体へと進化していった。
それらは多細胞生物から魚になり、魚が両生類になり、両生類が爬虫類と鳥類に進化し、
最後に哺乳類になった。
実は彼らは人類全体の一部なのだった。
私たちは魚として水の中を泳ぎ、両生類として雄雄しく陸地に這い登り、
爬虫類、鳥類、哺乳類として必死に生き延びながら、ついに人間として地上に現れたのだ。 



進化の衝動につき動かされて、人間はより大きく、
より複雑な社会的グループへと引き寄せられた。
時代を経て、人間はそれぞれ地域にまとまり、独自の価値感を持つ政治的な国家が形成された。
その後、貿易と商業が急速に発展した。
科学的手法により、様々な発明発見が行われて、経済第一主義の時代の幕明けとなった。
人間は全てにおいて科学を最優先させ、物質文明を極度に発展させた。
人間の傲慢さは自然を痛めつけ、地球を搾取し続けた。
そして社会においては貧富の差が極端になり、弱肉強食の醜い争いが繰り広げられていた。


突然、ホログラムが大きく乱れた。
地球の大変動によるすさまじい様子が現われた。
火山の大爆発は大地震と津波を引き起こした。
大洪水によって、ある大陸は海に沈み、ある大陸は大きく地形を変えた。
全ては一瞬のことだった。



ホログラムはリセットされたかのように、また人類の原始の時代に戻った。
同じような映像が何回か繰り返されてはリセットされた。


今度もまた、人間は世界中でそれぞれ独自の文明を発達させ、国家を形成していった。
急速に科学が発達し、またもや経済最優先の時代を迎えた。
ところが、世界中に経済関係の網を発達させた時、
地球上のいたるところで自分たちがスピリチュアルな存在であることを思い出し始めた人々がいた。
これはまぎれもなく現代文明に間違いなかった。


ホログラムが一瞬微かに揺らいだ。ホログラムは二極化を映し出し始めた。
二極化とは、今、私たちのこの時代に、二つのまったく異なった未来があるということだった。
地球上のすべての人々は、二つの対立する立場へと分離しつつあった。

世界は独裁的なオートメーション化と、社会的衰退、崩壊へと向かっていると信じて、
恐怖におののいて暮らすこと。
または、虚無主義を克服して愛の波動に達し、
終末を体験せずに新しい次元へ入ることができると信じること。
私たちは、そのどちらかを選ぶことができた。


何度かホログラムが揺らいだ後、映像は早送りになりまたゆっくり動き出した。
人類は二極化を克服し、次のステップに進むところだった。
どのようにしてユートピア的な未来を作り出すつもりなのかを実際に思い出すのが、
次の段階のようだった。


私たちはついに、世界ビジョンを思い出し始めた。
すばらしい知恵を持った人々やグループが世界中に現われた。
彼らは、愛のエネルギーを放射し始めた。
それらの愛のエネルギーを受けた人々は、未来に対する不安と恐怖を克服していった。
特に科学技術を支配している人々は大きな影響を受けた。
彼らは自分が何者であるか思い出して、経済を操り、権力を握ろうとする行為を放棄し始めた。
愛のエネルギーが満ち溢れることによって、人々は自分が何者であるか思い出し、
互いに協力し、積極的に人生にかかわり合うようになった。
爆発的な勢いで、人々は目覚め始め、自分の使命を思い出し、進むべき道を直観に従って歩み出した。

映像は、衰退した都市と、見捨てられた農村のイメージに変わった。 
貧困の悪循環を絶ち切るには、恐怖から自由になる能力と、
貧困の不安から逃れるために立ち直る能力が必要だった。
助けを必要としている人々に対して、周囲の人々から暖かい手が差しのべられた。
こうしたつながりはボランティアの人々によって、その輪が広げられていった。 
人々の良心的な行動が活発になるに従って、世界中で凶悪犯罪が減り始めた。
なぜなら、暴力の真の原因はいらだち、不満、激情、恐怖などであり、
高い意識を持つ人々との交流が多くなるに従って、
そのような思いが薄らいでいくからであった。


また貧困や暴力と同じように、環境汚染についても人々は大いに関心を持ち始めた。
自分では決して環境を汚染しないと思っていた人々も、
地球の生態系を破壊している工事や産業に、知らないうちに加担しているという事実もわかり始めた。
また、自然は聖なるエネルギーの源であると考える人々の間に、
新たな連帯感が生まれ、ヨーロッパや北アフリカにわずかに残された原生林を救うことになった。
そして、大切な熱帯雨林を守る動きも始まった。 
特別に栽培された植物の繊維が、木材や紙に使われていた木の代替物となったのである。
 

 
あらゆる職業のグループが、それまでの慣習的なやり方から、より直観的、
理想的に機能する段階へ進み、自らの本来の役割と、真の奉仕とは何かを理解するようになった。
医学は病気の心理的な原因を重視する医師たちによって、単なる機械的な対症療法から、
予防医学へと移行した。
ビジネスにたずさわる人々は生産の完全自動化を押し進めて、
究極的に、全ての人々に生活必需品をただで手に入るようにした。
ついに人々を金銭から解放する経済が実現したのだ。
教師たちは子どもたちに、直観を大切にし、
なぜ自分がこのような人生の道を追求しているのか、より高い視点から、学ぶよう奨励した。
 
 
さらに未来が展開していくのが見えた。
ついに世界が政治的に統合されていった。
それは一つの政権にすべての国を強制的に従わせるのではなく、
どの国も真に平等であるという一般の人々の認識によって実現した統合だった。
しかも各地域の自治と文化的な違いは、そのまま大切にされていた。



次に、人類の気づきがもう一段上のレベルへと入っていくのが見えた。
それと共に、人類全体の文明は、経済情報の交換からスピリチュアルな情報の交換へと進歩していった。
こうして、ある人々やグループはあちら側の次元に到達するレベルに達し始め、
地上に残っている大部分の人々の目の前から姿を消していった。
しかし、やがて、二つの次元を自由に行き来できるようになった。
一方、地球に残った人々は、何が起きているかを理解し、
物質の次元に残るという自分の役割を受け入れた。
彼らは自分たちもすぐにあとに続いていくことを知っていた。


 
地球上で次の次元への行き来が始まった時、
魂のグループもまた物質の次元へと自由に行き来することができるようになり、
あちら側の世界から物質の次元へのエネルギーの移転は完成したのだった。
ビジョンはここまでだった。至福の気分が体中に満ち満ちていた。
いつまでも、そのまま余韻を味わっていたかった。永遠に……。


 
ふと目を開けると、あたりはすっかり夕闇に包まれていた。
丘の上の木も草も花もみんなオレンジ色に輝いている。
「地球はなんて美しいんだろう」僕はすっかり満足していた。




「納得した?」静香が微笑んでいる。
僕は大きく頷いた。
「じゃ、スキップして、日本に戻ろう。
いつまでも君の殻をあずまやに寝かせておくわけにはいかないしね」シャーリが立ち上がった。
このままずっとここにいたかったが、そうはいかないことはわかっていた。
戻って、自分のやるべきことをやらなくては……。
「用意はいいかい?」
シャーリと静香はあっという間に光に変身した。
見ると木の下に彼らの肉体が横たわっていた。
心配そうにそれらを見る僕に、シャーリは言った。
「大丈夫だよ。バルーンが面倒みてくれる。
それから、君はそのままでいい。飛んでいるうちに光に変わる」
 
 
僕たちは地上から遥か彼方を浮遊していた。
眼下には蓮の花が咲いている。蓮の花びらはすばらしい輝きを見せて、
美しい色合いを織りなしていた。
まわりはどこまでも花畑が広がっている。



「すばらしい景色でしょ? まるで天国のような……」
「これらは誰が作ったの?」
「美の始まりにしたいと考えたグループが作ったのよ。
“美の意識”を持った土地というの。今では、手入れをするだけ」
「他の地域は? 地球の他のところはどうなったの?」
僕は、一番気になっていたことを尋ねた。
「地球の他の部分も元の生態に復元されたよ。
人間がめちゃめちゃにする前の状態に……。全てのものが再び健全な姿に還元された。
全ての木、植物、動物……ことごとく」シャーリが答えた。
「それにいくつかの改善を加えられた」
「でも、全てがこのような巨大な庭の形ではないだろ?」
「もちろん、このような形は一部だけよ」静香が答えた。
「他の部分は林や、森林地帯、または牧草地や草原になっているの。砂漠も復元されたのよ」
感激して涙がこぼれそうになった。
人類は母なる自然の営みを引き継いだのだ。


「見えてきたよ。日本だ。やあ、なつかしいなあ!」シャーリは叫んでいた。
「あの頃を思い出すわ。楽しかった……」静香もため息をつきながら、感慨深げにつぶやいている。
「お願いがあるんだけど……」僕は言った。
「何でも、OKだよ」
「もう一度、地球からうんと離れて、そして、ゆっくり地球を味わいながら、降りてきたいんだ」
「お安いご用さ。いいかい、思いっきりスキップするよ。……それではお別れだ、シュウ。健闘を祈る」
「さよなら、シュウ。きっとまた会えるわ」

 
 
漆黒の宇宙を背景に、太陽の光を受けて、その美しい星は青く輝いている。
青いクリスタルでできた地球儀が宙に浮かんでいるように。
あまりの美しさにしばらく茫然と見とれていた。
 


僕は翼を大きく広げ、地球を見下ろしながら、ゆっくりと下降した。






参考文献

『アトランティス』エドガー・エバンズ・ケイシー著(中央アート出版社)

『インディゴ・チルドレン』リー・キャロル&ジャン・トーバー編著
                           (ナチュラルスピリット)

『宇宙からの帰還』立花隆著(中央公論者)

『霊界Ⅰ 死後の世界は実在する』エマニュエル・スウェデンボルグ原著
                             (中央アート出版社)

『シュタイナー入門』西平直著(講談社現代新書)

『ホリスティックな教師たち――いかにして真の人間を育てるか』
                      ジョン・P・ミラー著(学習研究社)

『いのちに根ざす日本のシュタイナー教育』日本ホリスティック協会 
                     吉田敦彦・今井重孝編(せせらぎ出版)

『シュタイナー教育と「四つの気質」』大村祐子編著(ほんの木)

『魂の体外旅行』ロバート・A・モンロー著(日本教文社)

『第十の予言』ジェームズ・レッドフィールド(角川書店)





まこりんさんの日記より




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