スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- | スポンサー広告 | page top↑
言葉の秘密の守り人… 騙した心と騙されなかった心 その3
2009 / 06 / 03 ( Wed )
stendglass.jpg


昔…昔…

たいそう 活気のある 小さな 町がありました。

男達は よく働き
よく 遊びました

女達は そんな 男達の 面倒をよくみながら 家庭を しっかりと 守りました


いろんな 商店が並ぶ通りが ありました。

その中には 食べ物や 日常の 細々した生活に必要な物などを 売る 小さなお店がありました。


正直で 信心深い 夫婦と 息子が 細々と 商いをしながら 仲良く暮らしていました。

息子は 産まれた時に とても 小さくて 手のひらに 乗るくらいでした。

しばらく 息を しなかった為… 少し 体や 他の いろんな ところが 人より 弱く 育ちました。

そのぶん 心が 優しく 小さな 命を 大切にできるように育ちました。

両親は みんなとは 違う 息子を 不憫に 感じていた時も ありましたが… 毎日 の 暮らしの中での 息子の 優しさは 他の 誰にも 変えられない 素晴らしいものだと いつしか 気付くようになりました。

いつしか 不憫な思いよりも

自慢の 息子だ

と 思えるようになりました。

お店番に たってもらうようにもなりました。

息子が ただ 生きていてくれるだけで

両親は もう じゅうぶん ありがたいと思えています。


息子は 数を 数えるのが あまり 得意ではありませんし

お金は おつりが よく わかりません

だから おなじみさんには つけに してもらい まとめて 両親が 集金します。

おなじみではないときは

会計の時だけ 両親が お店に 顔をだします。

それでも すこし 会計が あわないときも ありますが…

両親は 「 まあ いいかっ 」 と 笑ってくれています。



息子は

欲…というものが まったく ありません。

何かが ほしいとか 言ったことが ありません。

両親が 買うものや こさえてくれるものが ただ 嬉しくて…
いつも 笑顔で
「 ありがとう (=^▽^=) 」 と 言いました。

だから 両親は 会計が あわないときは
息子が 買い物をしたと 思うことに しました。

そうして 毎日を 仲良く 暮らしていました。



活気の ある町なので いろんな 町から 新しく いろんな 人が やってきます。
短い 間ですが 暮らす 人も います。



ある日…

両親と息子は 一緒に お店に いました。

13歳くらいの 男の子が ひとりで お店に 入ってきました。

手に 紙をもっていました。
「 ここに 書いてあるもの で ある物を全部 下さい。 」と いいました。

おつかいに来たようでした。

最近 町に 仕事でやってきた 家族かなあと 両親は 思いました。

たくさんの 買い物だったので 息子が 荷物を 一緒にもって いくことになりました。


息子は 男の子にたずねました…

「 あなたは たいそう 小さいですが 何歳なんですか? 」
「 13歳に なったとこ。 」

男の子は 少し ぶっきらぼうに 答えました。

「 こんなに たくさんの 買い物 大変だね。 家族が たくさんいるんだねぇ…

お手伝い偉いねぇ… (*^-^ 」


「 お手伝いじゃない。 仕事だよ。


男の子は ますます ぶっきらぼうに答えました。


「 えっ お手伝いが 仕事 なの?

お父さんから お給料を 頂いているのかなあ? 」



「 お父さんなんかは 初めから いない。」



息子は なんだか わけがわからなくなり 聞くのを やめてしまいました。


男の子は うつむいたまま もくもくと歩きました。


町の 外れには 短い間 暮らす 人たちのための アパートがありました。

その アパートの前に 大人が 沢山いました。



「 ちゃんと 買ってこれたのか~ 」

少し 赤い顔をして 髭が 目立つ 荒っぽい感じの 大人達が タバコを 吸いながら 、 男の子の 買い物袋を ひったくりました。


息子をみて

「 こいつは 誰だ 」と 男の子に 聞きました。

「 お店の 人… 重いからって… 来てくれた… 」


「 なにが 重いもんか~

怠けたこと いってると 承知しねえぞ
このチビ 」

「 金渡しな ごまかしてないだろうなぁ~ 足りなかったら わかってるだろうなあ ~ 」


荒っぽい大人は お金を 数えました。

そして 「 ふんっ 」と いって 買ったばかりの 食べ物の 中から 自分の 好きなものを つかんで むしゃむしゃ 食べ始めました。

もう 目の前の 男の子など まるで いないかのような 様子でした…


息子は 男の子をみました。



男の子は うつむいていました。

両手で 上着の 裾を 指で つまんで ただ じっと その場にたっていました。


息子は 男の子の 顔の そばまで 自分の 顔を 下げてから そっと 言いました。


「今日は 買い物してくれて ありがとう。 一緒に 歩けて 楽しかったよ。 また おいでね。 (*^_^*)

じゃあ さようなら。」




男の子は 一瞬 びくっと しました。 そして 目を 大きく開き 何か いいかけましたが …

言葉に ならなかったようで…

また 下を 向きました。




お店に帰り… 息子は その事を 両親に 話しました。



「 そうかあ… また あの アパートに そういう 人たちが 来たんだねぇ…

ほら 今 教会の 修理が 始まっているだろう… おそらく その 人たちは その修理に きた 人たちなんだね…

中にはね… 小さな 子どもたちが 必ず 何人か いるんだよね…

可哀想に… 」

と お父さんが なんとも 悲しそうな 顔をして 言いました。


「 そうですよね…
子沢山で 食べさせてあげられなくなって… 小さな時に 売られてしまった 子どもたちらしいですね…

親御さんにしたら どんなに 切ないでしょうねえ…

子どもたちも どんな 扱いを うけているんでしょうねえ… 」




両親の 話しを 聞いていたら 自分も 切なくなってきました…


あの うつむいて

「 お父さんなんて 初めからいない… 」と いっていた 男の子の 可愛い目を 思い出しました。






ほんとうに 初めから お父さんが いないのかなあ…

そうだったら イヤだなあ…

お母さんは いるのかなあ…

夜は いい夢みれるのかなあ…


また 来てくれたら いいなあ…


息子は いつのまにか すっかり 眠たくなりました …




☆☆☆☆☆☆☆☆☆


おやおや 双子たちも なにやら ゆらゆらし始めました…

お父さんと
お母さんは

一人づつ 娘を 抱っこして ベッドに そっと 下ろしました。

下の娘 ベティーは すっかり 瞼がとじています

小さな お手手は いつも お花の 形に 可愛く ひらいています

その 手のひらの中に 自分の ぐーの 手を いれて いつものように 上の娘 マリーは すやすやと 夢の 世界に 入り始めました。



お父さんは 双子たちの 寝顔を しばらく みながら お母さんに 言いました。

「 この子達には まだ この お話しは 早すぎると 思うかい? 」



「 いいえ… この子達は 理解すると思いますよ…

お父さんの 選ぶ お話しは いつだって ちょうど いいですよ。 」







つづく







一人一人のエコへの意識拡大で、自然あふれ笑って暮らせる地球を創りたい!
←応援クリックしてもらえると嬉しいな(○゚ε^○)v

スポンサーサイト
00 : 19 | ほんわか日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<チベット~歌のメッセージ~ バイマーヤンジンコンサート | ホーム | 言葉の秘密の守り人… 騙した心と騙されなかった心 その2>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://ecosan194.blog115.fc2.com/tb.php/417-bf7ae885
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。